多町と神田祭
多町の氏神さまは、明神さま。神田明神である。
明神さまの氏子の中でも神田市場と日本橋魚河岸は圧倒的な財力を誇った町であり
特に神田市場は「神田っ子」の意識が強く「粋」な気負いで「見栄」を張る。
それが如実に表現されたのが『神田祭』であった。
江戸時代の神田祭において本社神輿に供奉する各町三六本の山車とその附け祭り。
多町一丁目は一八番、二丁目は一九番の番付で
多町一丁目は『稲穂に蝶』の山車
多町二丁目は『鐘馗』の山車が有名であった。
特に神田市場の多町二丁目の『鐘馗』山車は名工「原舟月」作で
山車中の王と言われ、現代に至っても語り種である。