神酒所・御仮屋の建設が始まっている

氏子の町々には軒堤灯の拵えも出来上がり、早くも堤灯を下げている家もあり
神田祭を待ち望むおまつり気分が一気に盛り上がってくる・・・5月である。
 

前回の祭までは多町通りに面した路地に
神酒所・御仮屋一体型の小屋掛けをしていたが
その路地は大規模マンション建設の影響をもろに受け消滅してしまった。
今年は多町通りに面した横丁に神酒所と御仮屋がそれぞれ独立した形で建設
向かい合わせと珍しい形となった
一区一番よ組(副組頭)東京都優秀技能者表賞(東京マイスター)の鳶頭
乗物町(多二)事、高橋昭二氏の仕切りで「出桁入母屋屋根」の豪勢な造りとなる
よ組「多壱」小頭をはじめ一区から「も組」「す組」「は組」の助っ人衆が建設のお手伝い
珍しいのは一区以外の七区一番の兄ぃがいる、かつての鳶技能学校の高橋鳶頭の教え子さんだそうである
三本の垂木が段々に前に迫り出し、微妙なたわみのある軒の全面は歩道の幅を覆い尽す
三重垂木に屋根が載るさまは、まるで我が町会の大神輿を思わせる仕様である
正面からの神酒所の外観、んん〜〜見事です
江戸の祭礼文化は、今もこうして鳶頭の世界では代々受け継がれていきます
向いの御仮屋からの眺めも素晴らしい
隣(向って左)の文化庁指定の建築物「伊勢長・松本家」がこの風景をより一層引き立てます
かつてこの地に280年間栄えた神田青物市場、その市場の商家の風情を残す唯一の建物です
文化庁指定に相応しい木造出桁造りの重厚な佇まい、神酒所の出桁入母屋屋根の小屋と絶妙な均衡を保ちます
完成、、、何とも美しい仕上がり
小屋と堤灯に灯が点り柔らかな明かりが神酒所を照らします