平成19年3月24日(土)

岩本町・東神田連合町会主催の地域活性化事業のイベントが
「岩本町ほほえみプラザ」にて開催され
岩本町二丁目岩井会所有の「桃太郎人形山車」が20年ぶりに展示公開された。
 

 
岩井会と桃太郎

岩本町二丁目岩井会は、江戸時代よりほぼ現在地に在ったことが、古い文献にも記載がある。
そして、この辺では橋本町1-2、久右衛門町、富松町(現東神田)、豊島町(現豊島町)等とともに祭禮が許され
神田36番(山車の数)に加わり江戸城にも入城したと思われる。
岩井会には「安宅の関」「弁慶」などの山車があったが、
中でも能の登場人物から題材を取った「菊滋童」という山車は、その記録や写真が今でも残っている。

「桃太郎」その型式は、江戸単層型お太鼓山車の中間的な作りで、桃太郎人形の背後には桃に吹貫をつけた
江戸初期の型式を引き継いだ仕立てになっている。
残念ながら「桃太郎」の詳しい情報が得られなかったので、
岩井会 昭和11年5月の「神田神社 大祭用具新調修繕御寄付芳名」から制作関係者を下記に転載します。

山車 制作 昭和9年 作人 柏原甚吉(宮師) 朱塗 高欄 鉾
人形 桃太郎制作 昭和11年 作人 松崎昭玉(人形師)

※会場の掲示説明を転記  


右手に軍扇、左手に太刀の凛々しい立ち姿

お仮屋(山車小屋)

会場に掲示されていた古写真に見る昭和初期の豪華で精巧な山車小屋に感嘆
 


撤収解体作業も慎重に行なわれます
 
前髪たちの少年の初々しさと厳しい目力を持つ武家の強さが同居する
清清しいお顔が上品な雰囲気を醸し出しています。

今にも動きだしそうな生々しいお顔でもありました