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「春うらら・・・」某月某日

〜〜 創業160年、神田の老舗「天野屋」さんを訪れました 〜〜

天野屋さんのお稲荷さん
「天星稲荷」

弘化三年(1846)創業以来160年
地下6mの土室(むろ)で作られる手作り糀による「甘酒」を製造販売
甘酒の他にも「芝崎納豆」「江戸味噌」「久方味噌」なども有名

天野屋さんの糀食品は伝統の味、そして一級の健康食品と言える

 

おやすみ処の暖簾をくぐり
中庭をぼんやりと眺めなつつ
レトロなオルゴールの音色に耳を傾けて
江戸以来の名物、甘酒を一杯いただく
 
弘化三年(1846)の創業から160周年。
その記念パーティーが2006.11.22、神田明神会館に於いて
200名の列席のもと賑々しく執り行われました。
糀室を見学させていただきました!
「糀室の図」明治37年9月

●右下の斜線部分が現在の天野屋さんの敷地部分で、その地下で使用されている室●
●当時の室は朱色部分で長さが記されいる、1は九間、4は八間、5は拾弐間とある●
●天星本店の「天星」とは天野屋の屋号で上記2枚目の画像がその紋である●
 

リフトから降り立つと、そこは地下6mの世界
ひんやりした大気が心地よい 
通常の目線より下方に作業場(3)への通路の入口がある
膝を折り、腰を屈めると通路から作業場の一部が見える

通路や側面の煉瓦の所々に付着している生きた糀菌が天野屋さんの歴史を物語る

 
関東大震災にも耐えた柔らかな曲線を描く明治期の英国製輸入煉瓦のアーチ

写真:天野屋6代目当主 天野博光氏

天上の穴(ライト横)から蒸し米が、この作業台に落とされる
蒸し米と糀菌を手でほぐし「床もみ」という発酵を促す作業をする。
床もみ作業の微妙な温度の感覚は「手」だけで感じるそうである。
温度計を使用して作業をしても納得のゆく製品ができあがらないと言う
その仕上りへの頑固なこだわりが江戸老舗の誇りを今に繋ぐ職人気質なのでしょう。


かつて江戸時代、湯島台地では100軒以上の糀屋さんが
関東ローム層の地下に室を作り糀製造の商いをしていたと言うが
今は天野屋さんだけが地下の室を守り、伝統の糀作りを続けている。

江戸時代から平成3年までの室の様子は
天野屋さん6代目ご当主のブログ「神田明神界隈」(アーカイブ)にてご覧いただけます
室のページへの直リンクはこちら↓
http://kaiwai1.amanoya.jp/?cid=31901 


初午祭画像:天野屋さん所蔵