介護業界に求められる働き方改革とは

急速な高齢化が進んでいる日本。高齢者が増加する一方で、介護業界の人材不足は深刻化しています。人材不足により1人あたりの作業量が増加し、劣悪な環境に耐えられなくなってしまう人が多く、離職者が後を絶たないのが介護業界です。このような悪環境を働き方改革によって一変させることができなければ、介護業界に明るい未来がやってくることはありません。どうすれば定着率をアップさせ、介護業界の人材を確保できるのでしょうか。介護職の給料は他と比較しても低いと言われています。介護職は、キツイ、汚い、危険の3Kと呼ばれているのに、給料が低いままなのです。これでは、他の仕事をやった方が楽だと考える人が多くなってしまいます。国は介護職の人材を確保するため、10年以上勤務の介護福祉士の月額給与が8万円アップする対策を講じています。介護職は社会的ニーズが高く、社会に必要とされ続けるので、人材をしっかりと確保するためにこれからも処遇改善が期待されるでしょう。

また、介護士の人材不足が深刻化している原因として、不規則な勤務形態があげられます。利用者の介護が24時間必要とされる施設では、夜勤があるのです。日勤と夜勤を担当していると、生活リズムが崩れてしまい、心身の健康にさまざまな悪影響を及ぼしてしまうでしょう。この問題を改善するために働き方改革として取り組まれているものに、夜勤専従、夜勤なし正社員などがあります。介護職員のワークライフバランスを意識した勤務形態を取り入れることで、働きやすい環境を整えることができるのです。こちらの『もう始まっている!介護の改革』というサイトにも勤務形態について触れているページがあったので読んでみると良いでしょう。